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2日目 2004年8月15日(日)その4
◆ふたたび船泊へ
さっき上った礼文空港へ向かう坂道への分岐点にある「旧星観荘」の前に来た。
ここからはさっき通った道を逆に歩いていく。
↑旧船泊フェリーターミナルの建物 十数年前はここにも稚内からの定期便があったそうだ。 今でも看板があるってことは住民の人たちがいつか復活して欲しいという気持ちなのか。 |
↑対岸はスコトン岬。あそこまで歩くんだな。 それにしても白い砂浜。南の島の砂浜のよう。 ん?西の空がちょっとあやしい。 |
11時30分ごろ、船泊の飲食店街に着いたのでまだ早いけど、お昼を食べようと思う。お目当てはもちろん礼文島名物のうに丼だ。
ガイドブックにもよく紹介されている「双葉食堂」に入ってみた。けど、もうすでにお客さんがいっぱい。中のお客さんに『もう入れないよ』といった感じの視線で見られてしまったのでそそくさと退散。
近くの「ノース礼文(れもん)」でうに丼を注文。1年ぶりに食べる礼文島のうに丼。やっぱりうまい。当たり前のようにうまい。なんでうにってこんなに甘みが広がるのかね。はぁー大満足。
◆晴天のへきれき
うに丼を食べてテンションが上がってしまい、休憩もそこそこにスコトン岬へ向けて歩き始める。ここから8kmの道のりだ。
↑正午0時ごろ 久種湖(くしゅこ)にやってきた。 だんだんと西の空に暗い色の雲が見えてきた。 |
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↑すると、突然雷鳴がズドドドーン!と鳴り響いた。 そして鳥たちが一斉に飛び立った。管理人ししまるも思わず飛び跳ねてしまった。すごい音。 |
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↑久種湖の近くにある船泊小学校。 空を見ると、なんと竜巻が発生し始めた。写真はちょうど竜巻になりはじめる様子。 このあとだんだん空が暗くなり、「久種湖畔キャンプ場」に来ると、竜巻もしっかりとした形になった。どうやら海水を巻き上げているようだ。 キャンプ場のお客さんも指でさしてみんなで見ていた。竜巻を見るのは初めて。 ホントは写真を撮りたかったんだけど、さっきからどうしてもトイレに行きたかったので、キャンプ場のトイレに駆け込む。 はーすっきり。と外に出たら、もう竜巻は消えていた。あんなのが陸に来たらどうなるんだろ。 |
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↑12時15分ごろ スコトン岬とトド島を望む。 ここはまだ雨は降ってないけど、あっちの方はどしゃぶりの様子。 |
◆あとで分かる佐藤売店での後悔
12時半ごろ、だんだん雨が降ってきた。
浜中集落の「佐藤売店」で雨宿り。店の前のテントのベンチでしばし休憩。
星観荘のオーナーさんから「浜中の浜辺からはアザラシが見られます。くわしい場所は地元の人に聞いてみて」と話されていたので、店のご主人さんにアザラシのポイントを教えてもらう。
お礼を言ってふたたび出発。軒先を借りて、アザラシについてまで教えてもらったのに何も買わずに出たのは申し訳なかったかな?とあとでちょっと後悔。
◆アザラシいたー。
↑13時ごろ 浜中の海辺からアザラシを望む いました。アザラシくんたち。 だいぶ遠いけど左のアザラシは鼻を突き出している様子がよく分かる。 |
↑金田ノ岬を望む 海鳥も金田ノ岬を見ているよう。 |
さて、リュックから双眼鏡を取り出してゆっくりとアザラシくんを眺めようかね。と思っていたら雨が激しくなってきた。こりゃひどい。
結局そこそこにこの場を離れた。この先は雨宿りできる場所もなくひたすら歩くことに。
◆歩いた歩いた
雨がやんできた。13時45分ごろ、江戸屋集落の海辺でコンクリの乾いた部分を見つけて腰を下ろす。
↑今まで歩いてきた道のり 左の岬が金田ノ岬。あそこから海沿いに歩いてきたんだなあ。 感慨深いものがある。けど、もう一息がんばらないと。 |
↑街燈の上で休む海鳥。 赤白の矢印は北海道名物の道幅を知らせる標識。積雪時に役立つ。 |
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