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1日目　2004年9月25日（土）その1

◆代替バスで輪島へ
　6時半ごろに起きる。
　窓を開けると穴水駅構内が見えた。列車が待っている。
　地面を見ると濡れている。雨はあがっているけど湿っぽい。

　7時20分穴水駅前発のバスで輪島へ。5人ぐらい乗っていた。
　バスに乗っていると輪島線があったと思われる箇所をあちこちで見かける。

↑7時40分ごろ　能登空港。バスが経由した。 　2003年7月に開港したばかりの新しい空港。意外と大きいな。 　まだ早い時間なのでお客さんはいない。

◆駅前の面影
　8時ごろ、輪島に到着。以前輪島駅があった場所が改装され「輪島ふらっと訪夢」としてバスターミナル兼文化ホールになっている。
　この横には今も「輪島ステーションホテル」という名で営業しているホテルがあった。この辺にも鉄道があったという名残りを強く感じられる。

　いざ降りても舳倉島行きの乗り場の場所が分からず、中にある観光協会で道筋を教えてもらう。
　輪島といえば朝市。だけど毎月10日と25日はお休みとのこと。って今日25日じゃん。タイミング悪いな。
　乗り場へ直行。歩いていく。輪島の町並みは昔の雰囲気を残しつつきれいに整備されている。

↑8時30分ごろ 　輪島川に架かる「いろは橋」 　ちょっと風が強め。船出るかな？

◆乗り場に到着
　旧輪島駅から歩いて約15分。事務所に到着。切符を買う。
　切符は往復切符で3,800円。なるほど、観光客なら島に行っても帰ってこないといけないからな。地元の人は別の切符があるらしい。

　ところで、朝ごはんをまだ食べていない。昨日の晩も食べてないし。
　事務所の人に近くにコンビニはありますか？と聞くと「コンビニはないけどあそこに個人商店がありますよ」と指で指して教えてもらう。
　出航は9時00分。「10分前には船に乗ってください」と。早足で買いに行く。

　おにぎりやパン、お茶、缶チューハイなどを買う。
　店のおばちゃんが「昔は島にもたくさん人が来たんだけど最近はあんまり・・・。島にも雑貨店があったんだけど無くなっちゃたよ」とちょっとさみしい話。

◆ニューへぐらに乗っていよいよ舳倉島へ
　出航時刻が迫ってきた。

↑ニューへぐら 事務所からちょっと離れたところに乗り場がある。 ふつうの漁船に並んで泊まっている。
↑9時ごろ　輪島港を出航。 　まだ穏やかな運行。	↑舳倉島へ 　写真を撮っていると乗務員さんに「これから揺れて波がかかりますから早めに客席に戻ってください」と言われた。
↑2階 座席客室 　もうすでに満席。というか、横になって座席4つを使って寝てるし。常連さんのなせる業なのか。	↑1階 座敷客室 　バードウォッチャーさんが多い。 　乗客は30人ほどいたかな。

◆空腹時の乗船に気をつけろ！
　常連さんが多いようで、早々と自分のスペースを確保していた。
　管理人ししまるは1階座敷客室のゴミ箱のそばの空いているスペースに座る。ちょっとみじめ。

　さっき買ってきたおにぎりを食べる。はあ、やっと食事ができる。
　と思ったらものすごい揺れ。外海に出たのかな。風も強いし。空腹に揺れはヤバイ。もうすでに「うっ！！」って感じ。
　急いでおにぎりを食べて酔い止めクスリを飲んで横になる。横になるといくらか揺れを感じなくなる。
　それにしてもこれはちょっとツライ。自分に酔うなー！と言い聞かせる。

　船内放送で舳倉島についての説明が流れている。
　注意事項に『島の石を持ち帰ると災いが起こるとされています。なので絶対に持ち帰らないでください。』との説明があった。そういうことが放送にかかるなんてすごいな。

　いつの間にか寝てしまった。

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