4月21日(金) ハンプリッジトラック 3日目→マナポウリ(ダウトフル・サウンド)
■満ち潮で生命の危機
昨日にひきつづき筋肉痛。
そして、サンドフライに足をさされまくり。
内側は筋肉痛で痛く、外側は虫に刺されてかゆい。
おれのふくらはぎは今、ものすごくかわいそうな状態だ。
↑7時40分ごろ
昨日の朝陽の写真と同じ時間だけど標高が低い分太陽が出るのが遅い。
風もなくそんなに寒くない。
↑ポートグレイグの近代化遺産
ハットの近くには村が栄えていた頃の遺産がところどころに残っている。
今は誰もいないところに村があったと思うとその差の激しさにものすごくさびしさを感じた。
↑朝食 シリアル牛乳なし
海を見ながらポリポリ。
だけど次第にまたしても憎っきサンドフライがやってくる。
キッチンに戻る。
↑キッチン
テーブルとイスが整然と並んでいる。
昨晩はここにたったの2人ですごしていた。さみしすぎ。
シーズン中はたくさんの人で賑わうんだろうな。
9時半ごろにハットを出発。
↑10時20分ごろ
途中分かれ道があったので海沿いの道を歩くことにした。
ここは引き潮の時にしか歩けないコースらしい。
最初は普通に浜辺を歩いていた。
気持ちいいなあと思っていたら、進むにつれだんだん砂浜のない地形になり岩のうえを歩くことになった。
潮が満ち始めてきたのか波が高くなる。
気をつけて進む。
そして、さらに行くと歩く道が海の中に沈んでしまい、とうとう海に入らないと先へ進めなくなってしまった。
もう40分ぐらい歩いているから今さら引き返せない。
仕方なくくつを履いたまま足をどっぷりと海につけ歩く。
波が股下まで来る。
やばい!もうだめかも・・・。
と思ったところで本線に合流した。
よかった・・・。やばかった。ほんとよかった。
↑12時ごろ、初日にも歩いた浜辺を戻る。
朝からぜんぜん休んでいない。
座って休みたいけど座るとものすごい数のサンドフライが寄ってくる。
休めない・・・。
サンドフライに歩け歩けとせかされてるみたいだ。
13時40分ごろ、森の中に入ると不思議とサンドフライはいなくなった。
やっと座って休める。
ちょっと遅い昼食。
お昼を食べ終わるとあとからハットを出たニュージーランド人が追いついてきた。いっしょに歩く。
ニュージーランド人の仕事は氷河ガイド。だから自然にくわしい。
草の名前や飛んでいる鳥の名前とかも教えてくれた。
↑14時35分ごろ ゴール!
ニュージーランド人とハイタッチ。
ほどなく迎えのバスがやってきた。
初めての泊り込みトレッキング。
ニュージーランドならではの景色が最高。
つかれるけどやりきった充足感が気持ちいい。
こりゃハマリそう。
■思いがけず移動
トレッキングからトゥアタペレに戻ってきた。
ほっとひと段落。
さて、次のダウトフルサウンドへ行く予定を立てようかとインフォメーションセンターでパンフレットを見ていると、「どこに行くんだい?」と話しかけてくる人が。
見るとインバーカーギルからコーラックベイ、そしてコーラックベイからトゥアタペレまで運んでくれたバスのドライバーだった。
ちょうどトゥアタペレに来たところらしい。
明日ダウトフルサウンドに行こうと思ってるんだけどと言うと。
「明日はバス休みだよ」
えー!マジっすか。また足止め?
あからさまに困った顔をしていると。
「じゃあ、今から行くかい?」
え?トレッキングから帰ってきたばかりで行く準備ができてないけど。
「いいよ待つから」。
いいの?これ以上の足止めはきつい。
そんなわけで今日移動することにした。
ドライバーがバスの乗客4人に説明。
彼はコーラックベイで4日間足止めしてるんだ。少し待ってくれないか?と。
お客さんも快諾。ありがたい。
それにしてもほんと人様に迷惑をかけながら旅をしているなと思う今日この頃。
申し訳なさげにバスに乗りダウトフルサウンドの玄関口マナポウリへ向かった。
4月21日(金) ハンプリッジトラック 3日目→マナポウリ(ダウトフル・サウンド)
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