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5月29日(月) ワナカ(2回目)3日目→マカロラ 1日目 

■ファームステイ初日 混乱?
 朝、ワナカから北へ約60kmのマカロラの町へのバスに乗る。


↑もうすぐマカロラに到着という手前で、ヒツジが牧羊犬にせかされて移動中のところに出くわす。
 バスは一旦停車。
 牧羊犬がワンワンワンワン吠えて、ヒツジがメェーメェーメェーメェー鳴いている。

 牧羊犬「ホラホラ、さっさと行け行け!」
 ヒツジ「ひぃーすみません。今すぐ行きますからぁ」
 ・・・と言ってるようだ。
 がんばれヒツジと思った。

 ワナカからバスで約1時間。マカロラに到着。
 ファームステイ先に電話をして着いたことを告げる。
 10分ほど待ってと言われたが20分ほど経ってから来た。
 ニュージーランドではよくあること。もう気にしない。
 迎えに来てくれたのは見た目40代前半の男性。名前はレイモンド。

 今バスで通ってきた道を戻る。車で約3分。農場に到着。家は別のところにあるようだ。
 農場にはウマ、ヒツジ、イヌといった動物がいっぱい。



 「ここが泊まる場所だよ」と小屋に案内される。約4畳半ほどの広さの小屋にベッドとソファが置いてある。ここで寝袋で寝ることになる。
 うん、いかにも自然の中でファームステイという感じでちょっといいかも。
 トイレはあそこだよと指さす。



 うーん。自然の中にもほどがあるぞ。寒そう。

 「荷物置いたら仕事に行くよ」。おっ、さっそくですか。
 働いてごはんをいただくんですから、働きますよ。
 「簡単な仕事だから」と言われたのはラズベリー畑の整理



 もう収穫を終え、ついてる葉も残り少ないラズベリーの幹というかツルを何本か集めて束ねる仕事。
 はさみで枯れたラズベリーや雑草を切る。
 「お昼になったら迎えにくるから」とレイモンドは別の仕事へ。
 じゃあ始めようかね。と、ひとりで作業開始。

 黙々・・・黙々・・・。

 あ、なんかこういう自分のペースでやる仕事っていい。
 早いか遅いかは別にして。ちょっと楽しい。性にあってるのかも。

 12時半ごろ、レイモンドが迎えに来る。
 さらにさっきバスで来た道を約2km戻ったところに家があった。ここだったのか。
 てっきり大草原の小さな家的なまわりは牧草地で家が一件だけぽつんとあるのかなと半分ちょっと期待感もあったのだが、家が数件ほど集まっている住宅地の中に家があった。とはいえその住宅地のまわりは牧草地。
 ここはほんとのマカロラとは別でマカロラウエストというらしい。西マカロラだね。

 家で昼食のサンドイッチを作ってくれる。
 なにせ、まだ来たばっかり。どうも落ち着かないのでなにか手伝いましょうかと聞くと「いいよ。気にしないで」と。
 待っている間部屋を見回しながらいろいろ思いをめぐらす。
 あれ?奥さんはどこにいるんだろ?
 子供は何人いるんだろ?
 いつからここに住んでるんだろう?
 シャワーはいつ入れるんだろう?
 夕食は何時からなんだろう?
 といろいろ気になることはきりがない。
 聞きたいけど英語で聞くのには骨が折れる。まあ、徐々に分かっていくか。

 14時まで休んでまた車で農場へ。仕事はさっきのラズベリーの整理のつづき。
 「夕方5時か5時半ごろに家に歩いて戻ってきて」と言われる。
 泊まる場所のある農場と家とは2km離れていて歩くことになりますとメールで聞いて承知しているのでとくにびっくりしない。

 仕事のつづきをする。
 実は自分の家は米の兼業農家。こういった野良仕事は普通に家で手伝っている。
 そのときは大抵手には軍手をして作業するのだが、ここには軍手がない。
 しかもラズベリーのつるにはトゲが生えている。
 なので手にはトゲの引っかき傷があちこちについた。ちょっとつらい。


↑ラズベリー畑からのながめ

 5時ごろまでめいっぱい仕事。
 まわりはうす暗くなっている。
 谷に囲まれた場所なので太陽が山に隠れるのが早い。


↑農場から家へ向かう道
 国道8号線。
 ニュージーランド南島の東海岸と西海岸を結ぶ重要な道だけど車の往来は少ない。

 家に向かって歩く。


↑午前中、牧羊犬に追いかけられていたヒツジたち
 ちょうどこのヒツジのいる区間をこれから行き来することになる。
 見慣れない人間が歩いているのを見て必要以上におどろいて逃げ出す。
 みんなおしりをみせている。
 ちなみにこのヒツジはレイモンドのではなくほかの農場のヒツジ。

 かなり冷え込んできた。そしてどんどんどんどん暗くなってくる。
 秋の日はつるべ落とし。とはニュージーランドでも通用するようだ。
 明日からはもうちょっと早く切り上げよう。


↑約10分後 マカロラの看板
 ここからもう5分ほど歩いたところに住宅地がある。

 家に到着。
 中では夕食の準備をしているレイモンドと女の人がいた。この人が奥さんかな?
 女の人の名前はカレン。あれ?メールではキャロルといっていたのにどういうことだ?
 そして子供が男の子1人とその妹が1人。と思ったら外から女の子が2人入ってきた。子供4人もいるのか。

 しばらくしたら大人の女性が髪の長い金髪の女の子を連れて帰ってきた。
 はて?
 するとレイモンドとその大人の女性がキスをする。
 え?え?キス自体目の前でされるのはめずらしくないんだけどあれ?最初にいたの奥さんじゃないの?
 自己紹介されてあとから来たのがキャロルでレイモンドの奥さん。そうか納得。ってじゃあ夕食を作っているカレンてなんなの?
 混乱していると、キャロルと来た女の子がカレンと話をする。その女の子、女の子にしてはちょっと声が低い。よーく顔を見ると男の子だった。え?さらに混乱。少女マンガに出てきそうな美形キャラだ。

 結局夕食はレイモンドの大人男性1人に、キャロル、カレンの大人女性2人。男の子2人と女の子3人に自分を入れて9人という大所帯だった。
 この日は手巻き寿司。量も多くて大満足。
 なんだけど、この大所帯はどういうことなんだと頭の中は???。一夫多妻制?全部兄弟?
 聞きたいけど聞いていいものか。その前に英語でどうやって聞けばいいんだ?

 で、思いついたのが名前を書いてもらうこと。名前の苗字を見て判断しようと思った。
 書いてもらう。どうやらレイモンドとキャロルの子供は最初にいた兄妹2人。あとから来た女の子顔の男の子はカレンの子供のようだ。

 夜7時半。「農場に行くよ」とレイモンドの運転で泊まる農場に行く。



 泊まる小屋に到着。中は太陽発電で電気が点く。
 「明日の朝は8時ごろに歩いて家に来て」
 それじゃまた明日。とわかれる。
 晩はだんだん冷え込んできた。暖房はない。起きていても寒いだけなので21時半ごろに寝袋で寝る。

 ・・・。それにしても疑問だらけだ。仕事もどんなことやるんだろう?
 まあ明日ちょこちょこと聞いてみよう。いずれ分かることもあるだろうし。
 まだ始まったばかりだ。

5月29日(日) ワナカ(2回目)3日目→マカロラ 1日目 

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