5月12日(金) ミルフォードトラック 4日目 最終日
■ゆるやかにゴール
寒い。やっぱり寒い。
薪ストーブはキッチンにはあるけど寝床は別棟で薪ストーブはない
あまりに寒いので帽子をかぶって寝袋に入る。
だけど帽子をかぶっても寒い。
なんでだ?とまわりをよく見てみるとなんと窓が開いていた。
外に出ると真っ青な空。放射冷却だ。
これは寒いはずだ。
太陽はまだフィヨルドの岩山の向こうにある。
↑昨晩から薪ストーブのまわりに掛けられ干される服たち
今日はいよいよ最終日。ゴールのサンドフライ・ポイントは18km先。
道はずっとフラットとのこと。
だけど迎えの船が15時半に来るのでそれに間に合うように歩かなければいけない。
みんなはまだのんびりしているけど自分は写真を撮りながら歩くから遅れることが予想されるので早めに出発。
9時15分ごろに歩き始めた。
↑真っ青な空。最終日、晴れてよかったよ。
自分がいるところは山の影の中で冷え冷えする。
↑またコケの森を歩く。
昨日と比べたらゆるやかな道。まわりを見渡す余裕がある。
歩いていて楽しい。
↑吊り橋を渡る。
ミルフォードトラックには大小たくさんの吊り橋がある。
歩いているときのアクセントになってちょっとだけ冒険気分。
↑吊り橋から下流をながめる
静かな水面。
うず巻いているのは流れ込む支流。
↑11時半ごろ 太陽が昇ってきた。やっと歩いているところに光が差してきた。
枝からぶら下がるコケに光が当たって輝いている。
↑吊り橋の基礎のコンクリートにシダの模様が。おもしろい。
固める時に葉っぱを置いたのかな。
↑シダと雪山
いかにもニュージーランドっぽい写真。
お昼ごろ、向こうから歩いてくる男性2人に出会う。
どうやらゴール地点から歩いてきたようだ。逆ルートで歩く人結構いるんだな。
そしてほどなく後ろからスイス人、ドイツ人、香港人が追いついてきた。
↑蛇行する川とフィヨルドの山
ちなみに歩いている道は岩壁に歩く幅だけを削ったもの。
うっかりすると川へ真っ逆さま。
綺麗な景色を観ながらなおかつ危険と隣り合わせ。
↑光るシダの森
標高が低くなってきたせいか背丈の大きいシダが増えてきた。
植生が変化してきた。
13時ごろ、先に歩いていた多国籍3人組が休憩をしているところに追いついた。
いっしょに休憩。
休憩もそこそこにまた歩き始める。
ゴールは近い。
↑平らな道が続く。そばを流れる川の流れもゆるやかになってきた。
もうすこしだ。
↑14時半ごろ ゴールのサンドフライ・ポイントに到着ー!!
みんなで手をたたきあう。みんなで笑いあう。
全行程54km。歩き切った。やりきった。
この充実感。たまらんね。
ハードなために靴が傷んで置いていく人がいるみたいだ。
実際、香港人の靴は靴底がはがれかけてしまった。
↑15時半ごろ ボートが迎えに来た。
ここは海抜0mの海。ここからミルフォードサウンドへ送ってもらう。
ちょっとだけミルフォードサウンドクルーズ。
岸に着いてからはワゴン車でミルフォードサウンドの町の中心へ
カフェでみんなでビールを注文、香港人はジュース。
・・・んはっー!
がんばった。がんばった。
■ミルフォードサウンドからティアナウへ
↑ミルフォードサウンド
干潮時のようだ。海が遠くに引いている。
ダウトフルサウンド行ったからミルフォードサウンドには行かないつもりでいたのに、歩いて来ちゃったよ。
ワゴン車にほかのお客さんも乗り込んでティアナウへ戻る。
↑ホーマートンネル
フィヨルドの岩山をドンッとくり貫いたトンネル。
滝が幾筋も広がっている。
このあと車の中で居眠り。
5月12日(金) ミルフォードトラック 4日目 最終日
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