2月6日(月) クライストチャーチ 1日目
■ニュージーランドに到着
ニュージーランド現地時間13時30分。日本時間でいうと9時30分。
ニュージーランド南島最大の街、クライストチャーチに到着。
12時間のフライト。やっと着いた。
まずは入国審査。
食品や土のついたくつなどの道具を持込む場合は申請しないといけない。
申請書を持って検査官のところに行く。
するとおれの顔を見てとりあえず日本人と思ったのか日本語で質問してきた。
「食べ物を持ってきましたネ。何を持ってきたのデスカ?」
あめとチョコですけど。
「オッケーデス。くつも持ってきたのデスネ?きれいデスカ?」
はい、きれいです。
「ハイ、オッケーデス。ドウゾ。」
荷物の中身見てないけど。こんなんでいいのか?
乗客が多かったせいで入国審査が終わったのは15時ごろ。
到着ロビーにはホームステイ先のホストマザーがおれの名前が書かれた紙を持って待っていた。
ホストマザーの名前はビアータ。
陽気にしゃべるおばちゃんだ。これから5週間お世話になる。
なぜかホストマザーのとなりに住んでいるおばちゃんもいっしょに来ていてコーヒーショップでいっしょにコーヒーをごちそうになる。
コーヒーを飲んでいる間、話しかけられるけどよく理解できない。そして、理解できても言葉を返せない。
うむー。
空港の外に出る。とても涼しい。
北半球の日本が冬の今、南半球のニュージーランドは夏だ。
日差しは確かに強いが、ともすれば風が冷たく感じる。
まだ長そでの冬の格好をしているが暑くて仕方がないというほどではなかった。北海道の夏のようだ。
車でクライストチャーチの街を案内してもらいつつ家まで送ってもらう。
今日はホリデー。つまり祝日。クライストチャーチの街は人でにぎやかだ。
市街地から車で約20分離れたところにお世話になるホストマザーの家があった。
住宅街とはいえ密集した感じではなくゆったりとしている。
車を降りると先にステイしている20歳の日本人青年が英語で迎えてくれた。
ホストマザーがいっしょにいる時は日本人同士でも英語で会話するのがここのルールとのこと。
ホストマザーから家の案内やステイでの説明を聞く。
↑今日から自分の部屋になった窓からのようす
説明を聞いたあとひと段落ついたので外で日本人青年と話をする。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
改めて日本語で初めてあいさつ。
身の上話をしていると、バスケットボールをつく音が近づいて聞こえてくる。
ホストマザーの息子が帰ってきた。
名前はエイシャ。背が高い12歳の男の子。今がやんちゃ盛りだ。
家族はお母さんのビアータと息子のエイシャ2人だけ。
おやつがわりのフライドポテトを食べたあとトイレへ。
便座に座りながらちょっともの思いにふける。
そういえば「よーし。海外だー!」といったようなテンションの盛り上がりが自分に感じられないことに気付く。
なんか淡々としてるなあ。
なんでかと考えてみる。
うーん、どうやら地球一周の時に数日おきに違う国に訪れていたからそれで慣れちゃったのかもしれない。
いいのか、わるいのか。
夕食はキッシュ。
正直、これから先、料理の味が一番心配だったがおいしかった。
これなら大丈夫。よかった。
夕食の後、ホストマザーの運転でみんなを近くのビーチに連れて行ってくれた。
時刻は19時半だけどまだまだ太陽が高い。
緯度が高いので白夜に近い状態だ。
↑リトルトン 入り組んだ地形の港町
↑サムナービーチ
リトルトンとサムナービーチに行く。
どこもすばらしい景色。つい写真を撮りたくなる。
こんな調子で7ヶ月間(当時は8月末で帰る予定だった)撮っていたらキリがない。
ちょっと狙いを絞って撮っていかないとな。
21時ごろに家に戻る。
やっと暗くなってきた。今の時期はサマータイム。
通常より1時間早くなっているので暗くなる時刻が遅い。
23時ごろにベッドに入る。
今日は自分にとってこの「2月6日」はニュージーランドに着いた時点で4時間短くなって20時間しかなかったのだが、いつも以上に長く感じた1日だった。
2月6日(月) クライストチャーチ 1日目
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