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7月18日(火) オーストラリア 24日目 ウルル 2日目→キングス・キャニオン 1日目

■ウルル(エアーズロック)を歩いて一周
 最初はウルル登るつもりでいた。

 バスがウルルに近づくにつれウルルの大きさが目に迫ってきた。

 すごい。

 すごいとしか言いようがない。
 バスを降りる前にガイドさんから真剣な感じで全員に注意事項が。

 「ウルルにはアボリジニにとって大切な聖地があります。そこは看板が立っていて撮影禁止です。ここも撮影禁止です。いいですか?分かりましたね?」

 みんな了解。知らなかったとは言えない。
 ちなみにウルルはアボリジニの言葉でエアーズロックのこと。

 ウルルに登らずに歩く人はここで降りて、ウルルに登る人はそのままバスに残って登山口へ行く。
 自分はバスに残っていたが、なぜか登る気がだんだんなくなってきた。
 もともとウルル登山はアボリジニがこころよく思っていないのは知っていた。
 でも登りたいと思ってここに来た。

 けど、実際に来て、このウルルの迫力に圧倒された。
 そしてなんとなく感じるこの神聖な雰囲気。
 なんか登っちゃいけないんじゃないかと感じてきた。
 ウルルに対して思い入れが強かった分なおさら。
 こりゃ別に登らなくても見てるだけで十分だわと思えてきた。

 そうこうしているうちに登山口に到着。
 でも、今日は雨が降るかもしれないとのことで登山口は閉鎖されることになった。
 なんかほっとした。

 ウルルを一周できる遊歩道を時計回りに歩く。
 しばらくは撮影禁止範囲
 ちゃんと見ておこうと顔を右に向けながら歩く。


↑撮影してもいい場所に来た。
 ここはいいのか。ウルルに表とか裏とかあるのかね。
 さっそく撮影。
 岩筋に黒い線が。雨の日に雨が流れるからなのか。

 ウルルの岩肌ってなめらかなのかなと思っていたけど近くに来るとゴツゴツくぼんでいたり崩れていたりと荒々しい。
 撮影禁止の聖地とされる場所ほどくぼみや崩れが激しかった。


↑ウルルの横に工事中の看板
 こんなところにあると巨人が棒でウルルをつっついてるように見える。


↑歩道を歩く。なんとなく口を開けた顔に見える。
 それにしてもずっと顔を右に向けてウルルを見ながら歩いていたら首が痛くなったよ。


↑近づく。
 怪物みたいだな。


↑おでこのアップ
 きれいな波線だ。


ウガー!!
 岩の崩れっぷりがすごい。ほんとに口の中のよう。喰われそうだ。


↑ウルルのすぐ横を歩く。
 こんな真横にまで行けるとは思わなかった。


↑歩いていると前後の人との間隔が開いてひとりになった。ちょっと心細い。
 するとウルルに空いている穴に風が吹き込んでブォーと低い音がする。
 正直怖かった。岩の見た目もなんとなく怖い。


↑ウルルの岩肌
 斜面のゆるいところ。


↑ウルルの登山口
 登山道が白く変色している。
 やっぱり人が入ると色や姿が変わっちゃうんだな。


↑登山口にある看板
 各国の言葉でアボリジニの想いが書いてある。
 登らないで下さいって『お願い』されてんだもん。
 登んないほうがいいよ。


↑ウルルのくぼんだ岩壁に描かれたアボリジニアート


↑ウルルのそばにあるバス駐車場
 バスと比べるとウルルの大きさがよく分かる。

 約1時間半でウルルを一周できた。(実際は完全に一周しなかったけどほぼ一周ということで)
 満足だけどできれば集合時刻を気にせず飽きるまでずっとウルルを眺めていたかった。
 できればまた来たい。今度はツアーではなく個人で。

 このあとアボリジニカルチャーセンターで日本語のパンフレットを見た。

 「なんのために登るのですか?なんのために写真を撮るのですか?」

 ほんとはウルルの撮影自体もあまりこころよく思っていないけどやむなく許可しているようだ。
 なんのためなんだろう。考えさせられた。
 答えは出なかったけど。

7月18日(火) オーストラリア 24日目 ウルル 2日目→キングス・キャニオン 1日目

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