1日目 2007年3月10日
「青春18きっぷ」で行く福島の旅。
ニュージーランドから帰国してから初めて富山県を脱出した。
で、なぜ福島か?
そもそもの旅のきっかけは18きっぷを使いたかったから。
本末転倒だな。
通常5枚つづりで11,500円なんだけど今季はJR発足20周年記念でなんと8,000円。
これは使うしかないでしょう。
さて、じゃあどこに行こうか?
東北方面にあまり行ったことがないので福島に行けるかな?
とまずユースホステルがあるかサイトでチェック。
おれの旅って宿ありきだったりするんです。
ニュージーランドでも同様。
見ると喜多方にユースホステルがある。
喜多方といえばラーメン。いいじゃない。
このとき知ったんだけど、喜多方って新潟寄りなんだな。
そして土日で18きっぷ使って行って帰ってこられるのかネットで路線検索。
乗車時間約11時間。うん。行けそうだ。
どうも旅を重ねたせいで距離感覚、乗車時間の感覚がズレてきてる。
オーストラリアで列車で2泊しちゃったから。
なわけで行ってきました。
その前に朝の2時から6時までバイト。
家に帰ってすぐに駅に向かって出発。
自宅の最寄の砺波駅で18きっぷを購入。
砺波発7:36の列車に乗る。
砺波→富山→生地→直江津→長岡→新津→塩川
黒部市にある生地駅で途中下車。
知り合いの喫茶店に行ってみる。
けど行ったらお休み。さっぱり。
それに意外と駅から遠くてコーヒーを飲む時間もなかったんだけど。
↑10時30分ごろ 北陸本線
列車から見る立山連峰
見えない?
うっすらと見えるでしょ。
列車には18きっぷを使って乗っていると思われる時刻表をチェックしている人がけっこういる。
↑10時50分ごろ 北陸本線 親不知近辺
線路は海のそばを走っているけど、道路、高速道路は海の上を走っている。
↑13時50分ごろ 信越本線 長岡近辺
一面雪。
さすが新潟。
↑15時30分ごろ 信越本線 新津近辺
ここには全く雪がない。
同じ新潟県内とはいえちがうもんだ。
ほんとは眠たいんだけどほとんど起きて外の景色を眺めている。
これが楽しい。
景色も見るけど、沿線にいる人の様子を眺めるのも楽しい。
イヌの散歩をしている人。
畑仕事をしている人。
自転車に乗っている学生。
退社式なのか、会社の玄関前にスーツを着た人たちが並んで花道を作っていたり。
また、あるときは列車に向かって堂々と男らしく立ちションをしてるおじいちゃんがいたり。
新津駅で福島県に向かう磐越西線に乗り換える。
ここからははじめての路線。
↑17時ごろ 磐越西線
阿賀野川を文字通り縫うように線路が走っている。
↑18時10分ごろ
すっかり外が暗くなった。
喜多方駅を通り抜け、ユースホステルのある塩川駅に着いたのは18時44分。
駅を出て、店の前に立っていたおばちゃんにユースホステルの場所を聞いてみる。
「あそこに光りっこが見えんだろ?」
ああ、あの信号ですか?
「そうだ、その信号さ左に行けばあるからよ」
列車から降りてさっそく福島弁にふれあった。
ユースホステルに到着。
ペアレント(オーナー)さんに案内してもらう。
↑みんなが集まれる談話室
一般家庭を改造したユースホステル。
いかにも昔ながらのユースホステルといった感じでいい。
今のところお客さんはおれひとり。
ペアレントさんからあとで10時ごろにもうひと組男性が来ますと伝えられる。
↑ここが泊まる部屋。相部屋。
久しぶりに畳の上で寝る。
もちろん布団は自分で上げ下げ。
ちなみに素泊まり2,205円。
ユースホステルやバッパーといった安い宿が日本にもっとあれば旅しやすいのに。
ここのユースホステルは食事提供がない。
近くの定食屋さんで親子丼(豚肉)を食べる。
↑そのあと、近くの公営温泉へ。
300円のところユースホステル割引で200円。
数年前にできたばかりの新しい温泉。
ちょっと塩素のプールのにおいがしたのが残念。
けど、温まった。
広間では孫を連れてきたおばちゃん方がNHKの歌謡番組を見ている。
氷川きよしが歌ってる。
温泉の広間には演歌が似合う。
ユースホステルに戻ったのは夜9時。
さすがに眠たくなったので就寝。
さて、明日はどうしようか。
1日目 2007年3月10日
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