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1日目 2005年3月2日(水) 抜海1日目

◆ねむねむ 苫小牧に上陸
 3時20分ごろに起きる。意外とちゃんと眠ることができた。
 荷物をまとめて下船できるまでしばし待つ。

 新潟を出て約18時間半後の4時30分ごろ苫小牧東港に到着。
 これで北海道5回目。寝台列車、飛行機、フェリーと陸海空3通りの方法で北海道上陸をしたことになる。
 フェリーで来ると「北海道という『島』」に来たんだなあという感じがする。


↑外に出ると、寒さがこたえる〜。
 やはり北海道、寒さの質がひと味ちがう。
 ここからはフェリー会社のバスに乗って苫小牧駅まで行く。バスの中で寝ていた。

◆通勤列車に乗って(苫小牧→札幌)
 約40分後、苫小牧駅に到着。少ーしだけ空が白んできた。
 まだ5時半、駅の待合室で札幌行きの列車を待つ。うずくまって寝ている人もいて待合室の中は静かだ。
 それにしてもなんでこんな中途半端な時間に北海道に着くのかね。

 空が明るくなるのに合わせて、地元の通勤、通学のお客さんがやってくる。


↑苫小牧駅ホーム
 6時29分発の列車で札幌へ。
 いい天気だ。


↑広がる雪原
 駅を通過する度にどんどん人が増えてくる。
 ついには立つ人も出てきた。これって完全に通勤列車のようだ。
 こういうのに観光客の自分が座っているとちょっと心苦しい。

◆オロロンラインを通って(札幌→豊富)
 約1時間の列車移動。7時36分に札幌駅に到着。さすがに人が多い。
 ここからは長距離バスで稚内市の南隣の豊富町(とよとみ)まで行く。もちろん、稚内行きのバスもあるんだけどこれだと抜海を通り抜けてしまうのであえてじわりじわりと抜海へ攻めてみたいと思う。
 朝食のパンを買ってバスに乗り込む。お客さんは10人ほどいた。

 8時にバスが出発。札幌滞在わずか25分だった。できれば札幌ラーメンくらい食べたかった。

 滝川まで高速道路。駅のある留萌通って日本海沿岸をゆく。


↑11時20分ごろ 日本海オロロンラインを北上中
 羽幌町付近。風と雪がすごい。


↑11時55分ごろ 苫前町の風車
 ものすごい風。積もった雪が舞い上がっている。


↑13時ごろ 天塩町
 街と街の間には雪原が広がっている。


↑13時15分ごろ 幌延町
 北海道の街はきれいな碁盤の目のような道が整備されている。

 トイレ休憩は途中1回だけで昼食休憩はなかった。仕方ないのでこういうこともあろうかと買っておいたカロリーメイトを食べる。買っといてよかった。
 お客さんが途中でどんどん降りていく中、終点の豊富まで乗っていたのは管理人ししまるただひとりだった。

 風の影響で豊富に着いたのは13時25分の予定より25分遅れた。

◆雪の宗谷本線(豊富→抜海)
 豊富駅前に13時50分到着。雪がすごい。
 ここから抜海へは宗谷本線の普通列車に乗っていく。豊富駅発車の時刻は13時54分。ぎりぎりだ。

 駅員さんもいて切符を売っているんだけど時間がないので列車内で払ってくださいと改札を通してもらった。

 写真は豊富駅のホーム。やってくる列車のライトが遠くに見える。
 ここでは中学生がたくさん乗り込んだ。

◆雪が降る降る抜海
 14時28分、豊富駅から3つ先の駅、抜海駅に降りる。
 降りたのは管理人ししまるだけ。
 ホームには今日から3晩お世話になる旅人宿ばっかすの宿主さんが笑顔で待ってくださっていた。
 抜海に来てさらにすごい雪。


↑抜海駅 無人駅だけど立派な駅舎。
 左に見えるのはばっかすの車。

◆ゆっくりばっかす
 車で約4分。抜海集落にあるばっかすに到着。おととし2003年9月に開業したばかりの新しいお宿だ。

 食堂兼談話室には宿主さんご夫婦が北海道内の宿でヘルパーをしてた頃の友達の女性がおられた。

 とにかくすごい雪。今日だけで3回雪はねをしたとのこと。北海道では雪かきのことをこう言う。これだけ雪が積もるのはめずらしいそうだ。
 宿主さんは抜海港にあるゴマフアザラシ観測所の管理もしているのでこっちの雪はねもしないといけない。大変。

 部屋に案内していただいてとりあえすひと休み。昨日の朝から移動しっぱなしでさすがに疲れた。お昼も食べてないし。


↑部屋の窓からの風景
 抜海郵便局のすぐそば、すぐにお金が下ろせて便利。
 奥には海が見える。

◆風のゴマちゃん観測所
 夕方16時45分ごろ。宿主さんがゴマちゃん観測所を閉めに行くのでいっしょに車に乗って行きませんかと言われたのでよろこんでついていった。着いて早々目的のゴマちゃんが見られる。

 車で約2分ほど抜海港のゴマちゃん観測所に到着。
 もんのすごい風。宿主さんに言わせると「こんなのそよ風ですよ」とのこと。おそるべし抜海。
 観測所の温度計を見るとマイナス4℃。風が強いからなお冷たく感じる。この北海道旅行のために買った保温タイツが大活躍だ。

 宿主さんが観測所の片づけをしている間、双眼鏡をお借りして港の先まで行ってアザラシを見に行った。


利尻富士とゴマフアザラシ
 港の海水が氷結している向こうにゴマちゃんがごろごろしている。
 双眼鏡でのぞくとかわいらしい格好、顔をしている。
 頭が雲で隠れてるけど利尻富士が見えたのは久しぶりだそうだ。 


↑ひょこっと顔を出すゴマちゃん
 鼻先を突き出している。
 デジカメに双眼鏡を当てて撮るというお得意の方法でやってみたけど風が強くてうまく支えられない。全部ブレていた。


↑17時10分ごろ 抜海港の夕焼け
 やけにきれい。こんな夕焼けも久しぶりだそうだ。来た早々ラッキー。

◆暖かい部屋で
 19時から夕食。
 明日はヘルパー時代の友達が帰ってお客さんが管理人ししまるだけになるということなので1日早いひなまつりでちらし寿司が並ぶ。
 ほっき貝の刺身もうまい。ほかにもたくさんの皿が並んでいる。お昼食べてなかったのにこの夕食でおなかいっぱいになるほどのボリュームだ。ふう。

 21時からは飲み会。
 特製のコーヒー焼酎を頂く。
 焼酎にコーヒー豆を漬けたもの、コーヒーの香りがいい。

 これからえりも岬まで南下しますとしゃべると、宿主さん夫妻は去年の秋にえりも岬に行ってきたと話してくださった。
 特に旦那さんはえりも岬を初めて見て、その日高山脈の頂がそのまま海まで続いている岩並みの様子を見てえらく感激されたそうだ。
 これはいいこと聞いた。えりも岬への想いが高まってくる。

 いろいろ話して23時ごろにお開き。
 おやすみなさい。


〜〜 今日のケータイかきこみ日記 〜〜
▼極寒


 稚内の抜海に来てます。
 来たときは吹雪だったけど夕方はきれいな夕焼けでした。あまりにきれいだったのでケータイで撮るのを忘れてしまいました。
 あと寒さのせいもあるけど、風がつべたい!マイナス4℃です。

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ばっかす

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