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3日目 2003年12月30日(火)その2

◆哀愁の北港
 昭和19年の強制疎開までここには北村と呼ばれる村がありました。
 村人たちは冬に作ったカボチャなどを本土に出荷して、かなり儲けていたそうです。
 今は静かな港があるだけです。
 (説明看板はこちら)
↑11時30分ごろ 北村小学校跡
 ここに小学校がありました。
 現在はガジュマルの大木で覆われています。
↑北港
 すでに来ていた親子連れが桟橋に立っています。昔からの桟橋が悲しげ。
 海の水はきれいだけど岸にはごみが打ち寄せられています。
↑桟橋の突端
 やっぱり水が青く透き通っています。
 シュノーケリングもできます。
↑都道北進線
 北港から沖港へ伸びる道です。
 この道の周辺に家が並んでいたみたいです。

◆島の生活施設案内
 このあとはひたすら集落に戻ります。
 北港へ道は坂が多い道です。明日、マウンテンバイクを借りるのでこのツアーの前までは自転車で北港に行ってみようかな。と思っていたのですが、かなりの覚悟が必要なのでもうこの時点で違う所に行くことにしました。北港への道をなめてました。
 ほとんどの人はバイクで来ていますが中には自転車で走っている人や歩いている人もいました。

 集落でロース記念館や小中学校、小笠原村母島支所など島の生活の案内。「ここが診療所です。」と説明されたときはユースの人たちはクスっと笑って年配の夫婦はキョトンとしてました。女医さんいないかな?

 集落を抜けて昨日歩いて通った評議平の発電所やごみ処理場などの案内。旧ヘリポートでUターンして観光案内所に12時30分ごろに戻ってきました。

 これで母島の車道はほぼ通ってきたことになります。
 動植物のことや島の歴史、島の生活についてと、来たばっかりのおとといと比べるとだいぶ母島が分かってきました。
 これだけガイドしていただいてまだなんとおみやげがあります。このツアーは東京都指定のエコツーリズムなのです。これからのエコツーリズムの参考のためにアンケートに答えると1,500円相当の母島の名産品がもらえます。なんてお得。
 実は昨日、観光案内所に行ったときにアンケートを出しておみやげをもらっている人を見て「お、いいな」と思ってこのツアーに参加したのですが。

◆すてきなランチ
 お昼ごはんを買いに商店街に行きました。まずは漁協のお店に、でももうパンは売り切れ。次にとなりの農協の店に行くとかろうじてカレーパンと焼きそばパンの中身がスパゲッティーのパンがころんっと残っていたのでそれを買いました。

 観光案内所となりのクジラの像がある広場の木陰でパンを食べます。ほかにダイビングに行っていた人たちも弁当を食べています。
 買ってきたパンを食べると、ん?ほのかにすっぱい。見るともうとっくに賞味期限が過ぎていました。あちゃー。さすが母島。でも全部食べちゃいました。旅に出ると、なにくそ感が出てきます。

◆乳房山登山に出発
 昼からは島に来る前から思っていた乳房山登山に出かけます。

 12時台は観光案内所も昼休み。13時になってから案内所で名簿に名前を書いて300円を払って乳房山登山キットをもらいます。
 頂上に登ってこのキットを使って「あること」をして再び案内所に提示すると登頂証明書がもらえます。
 「あること」って何か?書いてもいいんだけど、母島観光協会のホームページには「内緒です。」と書いてあるのであえて書きません。

 乳房山の標高は463m。観光案内所は港の近くなのでほぼ海抜0mからの登山です。
 乳房山の登山道は頂上を通って一周できます。時計回りの方が登りやすいと聞いたので時計回りで登ります。
↑13時20分ごろ 乳房山登山口
 集落の北に登山口があります。
 では、行ってきます。

◆心細い登山
 登山道は整備されています。けど、まわりはうっそうとしたジャングルで晴れているのに薄暗いです。しかも途中にはちょこちょこと戦跡と思われる穴もあります。一人で歩いていると正直心細かったです。
 歩いているとそばでガサガサと音がします。これは小鳥とか小動物が動く音なのですがびっくりしてしまいます。横井さんとか出てこないだろうな。とわけの分からないことを考えたりします。
 母島には人を襲うような熊などの動物はいないそうです。

 一人で登って寂しいですが、たまに視界が開けるときの景色は最高です。こんな時は気がすむまでのんびりと休めます。

↑13時40分ごろ 爆弾の跡
 米軍機が日本本土から帰還するときに不要な爆弾を落としてできた穴です。
 まさにクレーターです。おとろしい。
 (案内看板はこちら)
↑ガジュマルの大木
 びっくりするほどでかいガジュマルです。
 ジブリ映画に出てきそう。
 ガジュマルの中を通ります。

 歩くこと約1時間強、もうすぐ頂上に着きます。

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