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５日目　２００３年８月１８日（月）その１

◆スコトン岬の朝
　朝6時前に起きました。早速デジカメを片手に散歩に出かけました。
　外に出るとすでに散歩に行ってきた人たちが帰ってきました。
　5時ごろに昆布漁の船が出ていますよ。と館内放送で言っていたそうです。聞き逃したな。

　今日はフェリーで利尻島に渡って、利尻空港から新千歳空港に飛んで、そこから富山に戻ります。

↑6時ごろ　金田ノ岬を望む 　スコトン岬の東対岸にある金田ノ岬の先端が朝陽で光っています。 　もう朝陽がだいぶ高い所にあります。
↑6時30分ごろ　スコトン岬からトド島を望む 　まだ昆布漁の船が見えます。朝早くから大変だな。
↑アザラシ？ 　海を見るとポコポコっと頭が見えました。 　今年はアザラシがトド島より南に下がってきているとのことです。近くで見たかった。 　（大きい写真はこちら）	↑最北限のトイレ 　昨日はバスの観光客でいっぱいで見ることができませんでした。 　しっかりと用を足してきました。ちゃんと水洗です。

◆ワゴン車にゆられて
　朝6時半ごろに朝食をいただきました。

　7時過ぎに星観荘の前でお別れ会＆8時間コースを歩く人たちの壮行会が行われました。
　オーナーさんがギターを演奏するのに合わせてみんなで唄って握手をしました。

　ワゴン車にフェリーに乗る人、トレッキングに出かける人が乗り込みます。
　荷台にもイスが置かれていてぎゅうぎゅうと10人以上が乗りました。定員は問題ないのかなといらぬ心配をしてしまいました。
　星観荘に残る人たちが手を振るのを見ながらフェリーターミナルに向かいました。

　ワゴン車の中でも沖縄の波照間島の話題が出てきました。
　波照間島に行ったことのある人が管理人ししまるも含めて約10人中4人いました。かなりの割合です。
　中には島で働いていた方もいました。
　話によると最南の島に行ったから最北の島にも行くというのは結構多いパターンのようです。

　途中、香深井で8時間コースを歩く人達6人ほどを降ろしました。

◆見送り見送られ
　フェリーターミナルに着きました。空は雲に覆われて利尻富士がまったく見えません。
　管理人ししまるは9時55分発の利尻島鴛泊（おしどまり）行きのフェリーに乗ります。

　みんなで昨日と同じく8時45分に稚内港へ向けて行くフェリーに乗って帰る方々を見送ります。
　昨日は段取りが分からなくてえ？え？って感じでしたが、今日は大丈夫です。
　出航までの間、今日はオーナーさんがギターを弾いて「忘れないで」という歌を唄いました。島に伝わるフォーク調の歌です。
　オーナーさんが次の歌詞を言ってくれるので手拍子をして唄いました。そうすると、自分も今日で礼文島を離れるんだなと思うと少し目頭が熱くなりました。いい歌だなこれ。

　ボー！っと汽笛を鳴らして船が離れるとみんなで埠頭の端まで走って手を振ります。
　口に手を当てて「いってらっしゃ〜い」と叫びます。
　昨日は躊躇しましたが今日は普通に声が出ました。

↑フェリーの見送り 　♪忘れないで〜、忘れないで〜、この島のことを〜･･･と唄って見送ります。	↑こちらでも紙テープを持ち合っています。 　礼文島の日常的な光景です。 　紙テープを持ち合うのはドラマの中の話だけだと思っていました。
↑「いってきま〜す」と手を振っています。 　お客さんの横で船員さんが一生懸命紙テープを回収しています。おつかれ様です。

◆静かに礼文島とお別れ
　フェリーを見送った後、オーナーさんやみなさんとお別れです。握手をしてお別れしました。
　次の昼に出る稚内行きのフェリーに乗って帰る人といっしょにフェリーターミナルの前にあるおみやげやさんを見ました。
　この人は貸し自転車を借りてこの辺をサイクリングするとのことです。

　おみやげを買って郵送をお願いした後、フェリーターミナルで出航時間まで待ちました。

　9時55分に利尻島へ向けてフェリーが出航しました。　

↑香深フェリーターミナル 　礼文島の出会いと別れの場所です。 　今は静かです。	↑利尻島へ向けてフェリーが離岸しました。 　見送りは誰もいません。しみじみと礼文島を離れます。 　心の中で「いってきま〜す」と言っていました。
↑ウミネコが無銭乗船しています。 　ウミネコにも上下関係があるようで、先にウミネコが止まっている場所に強いウミネコが飛んでくると止まっていたウミネコが場所を譲って飛んでいきます。 　そのあとに別のウミネコが来ると止まっているウミネコの顔を見て「失礼しました〜」みたいな感じで通り過ぎていきました。 　ウミネコの世界もたいへんだ。

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